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なぜ幼児期に英語教育が必要なのか

幼児期に英語を学ばせると、「遊ぶ時間がない」「そんなに小さい頃から勉強させるのが可哀想」「日本語と英語が混乱するのではないか」などの反対意見もありますが、学んだことをスポンジのようにそのまま吸収してしまえる時期だからこそ、英語教育を受けさせることに大きな意味があるのです。

子供は、英語の歌を聞いたり、CDのかけ流しを苦痛と思うことはまずありませんし、脳科学的にも、周波数帯の違う日本語と英語を混同してしまう心配は無いと言われています。

実際に、海外には幼くして複数の外国語を操る子供はたくさんいますし、中には6歳にして9か国語を話すツワモノも!ですが、そんなバイリンガル・トリリンガルの彼らは、辛い勉強を押し付けられて嫌々他国語を習得したわけでは無く、家庭や周囲の環境の中で、自然と身に付いたケースがほとんどなのです。

日本語に置き換えて見てみると、幼児期はあえて言葉を教えなくても、その発音を自然と覚えてしまう記憶力抜群の時期。それは英語にも当てはまります。次の項目では、幼児期の英語教育における脳の働きと仕組みについて解説していきたいと思います。

幼児は語学の天才!右脳の黄金期は6歳まで

脳には右脳と左脳がありますが、0歳~3歳までの乳幼児期に特に能力を発揮するのは、感性的に働き、物事を理屈抜きで感覚的に理解する「右脳」です。

イメージ脳である右脳には、コンピューターに例えると、高速で大量にインプットされた情報間に働く法則を自動的に見つけ、二次加工して出力するという機能が備わっています。右脳には記憶力やひらめき、直感力をはじめ、無意識に働く、高度な言語処理能力が備わっています。

しかし、小学校へ入学する頃には、物事を論理的に考える左脳が優位に働くようになります。そうなると、言語や音感といった音に関する能力が退化していってしまうのです。

大人になるに従い英語の聞き取りが苦手になってしまう理由も、その一つ。脳の中では、思考を行う複雑な機能を補うための「大脳新皮質」の壁が6歳位までの間にできて、音を聞き取る原始的な処理が行われる旧皮質が覆われてしまいます。新しい壁によって、6歳以前に耳にしたことの無い音ははじき返されてしまうため古い皮質までたどり着かなくなってしまうのです。日本人が、なかなか外国語を聞き取ることができないのは、そこに理由があったのです。

また、日本語の発音と英語の発音とでは、周波数が違うため、日本語しか聞かないで育った場合、周波数領域が日本語より高い英語等の学習が難しくなります。

これらの条件を考え合わせると、0~6歳までの右脳の黄金期に、英語に取り組むことは大変重要なことといえます。中学校に通うようになってから、必死に単語や文法を学ばずとも、リズムや会話を聞くだけで、文章や会話尾をひとかたまりとしてとらえ、全体の流れで自然に英語を身につけて行けるのですから。

将来子供に英語で苦労をさせたくない、バイリンガルに育ててあげたい、と思われるご家庭には、ぜひ適切な方法で、幼児期からの早期英語教育をされることをおすすめします。

バイリンガル教育のメリットとデメリット

幼児期の英語教育が重要であることはわかりましたが、そもそもバイリンガル教育をすること自体は良いことなのでしょうか。

単一民族である日本人にとって、他の言語を身につけることは自然なことではありませんよね。ですが、海外に目を向けると、他言語を身につけるためのバイリンガル教育はなんと5,000年以上にもわたり取り組まれてきたそうです。

では、バイリンガル教育をすることには果たしてどのようなメリットがあるのでしょうか?また、おさえておくべきデメリットには何が挙げられるのでしょう。

バイリンガル教育のメリット

幼児は語学習得が早い

先述している通り、小さな頃から英語に慣れ親しんでいることで、語学習得はその子にとって自然なものになっていきます。

子供は大人に比べて脳が柔らかく、また6歳までの子供であれば、音を覚える右脳が優勢であり、バイリンガル教育によって直感的に語学を吸収することが出来るのです。

発音がキレイになる

小さな子供にネイティブの音声を聞かせ続けた場合、ネイティブの発音を真似するようになり、言語の聞き分けがより高度になります。特に、英語の音域は日本語の音域と大きく異なりますので、小さなころからのバイリンガル教育により、よりネイティブに近い発音をすることが可能になります。

その言語以外の言語習得がスムーズになりやすい

小さな頃から違う言語に触れていることで、耳が良くなり、言語吸収はスムーズになりやすいです。英語に関しては、アルファベットが多くの言語に活用されていることや、英語の音域が広いこと、また、文法が日本語とは真逆であることもあり、他の言語の習得時には大きく役立つ語学と言えるでしょう。

英語圏以外の外人ともコミュニケーションが取れる

「英語を話せる=英語圏の人とコミュニケーションが取れる」だけではありません。英語は世界共通語であるため、英語が話せると全世界の英語スピーカーとのコミュニケーションが可能になります。英語は多くの国で学ばれていますし、ネイティブ並みに英語を話せる外国人も沢山いますので、国の垣根が一気に取り払われることは、英語習得の大きな魅力と言えます。

視野の広い価値観が構築される

語学と文化は非常に密接な関係にあります。

例えば、日本の「わびさび」という美意識はそのまま言葉になっていますが、この言葉は日本語独自のもの。風情がある・味がある、という微妙なニュアンスは、そのまま英語に訳すのは難しく、実際に英語では"Wabi,Sabi"とそのまま使われています。

このように、違う言語を学ぶことにより異文化との触れ合いが可能になります。視野が広くなることで、アイデンティティの構築にも影響するでしょう。

将来の収入につながる

語学力は将来の収入面にも影響すると言われています。ある調査によると、英語が日常会話レベル以下の人と、ビジネスレベル以上の語学力を持つ人は、40代以降、最大で3倍も平均年収が変わることが明らかになっています。

もちろん、必ず年収が上がるという保証はありませんが、語学が堪能であることは、それだけ接することのできる相手が増えるということです。それはビジネスチャンスにも繋がるでしょうし、スキル提供の場も広がるでしょう。

また、同じスペックを持っている2人がいたとして、片方がバイリンガルであれば、企業側はそちらを採用する可能性が高いです。

将来のチャンスを増やすという観点からも、バイリンガル教育はメリットになるでしょう。

ちなみに、カナダのヨーク大学の研究チームの研究によれば、バイリンガルは認知症になるのが4~5年遅れる傾向があるとのことです。違った言語を扱うことにより、脳は活性化しやすくなるのかもしれませんね。

バイリンガル教育のデメリット

学習によるストレス

バイリンガル教育は、必ずしもプラス面だけではありません。子供にとってはストレスを感じてしまう場合があります。

特に、日本語をある程度習得した子供にとっては、知らない言語を学ぶということは非常に集中力を要し、ストレスに感じやすいこと。

クラスなどで、自分よりも語学力の高い子供などと比べてコンプレックスに感じてしまう子供もいます。

性格にもよりますが、学ぶ際に子供がなるべく楽しめる環境を用意し、親や先生が子供の「学びたい」欲求を引き出して自信を持たせてあげることが重要でしょう。

費用負担が大きい

バイリンガル教育において、親にとっての負担となるのが、教育費です。語学学習の教材を購入したり、英会話教室にお月謝を払ったりと、バイリンガル教育には費用面での懸念点が大きいでしょう。

子供の将来を思う親心というのは大変素晴らしいもの。ですが、子供に良かれと捻出した出費が、家計を圧迫してしまっては本末転倒です。

バイリンガル教育は無理のない範囲で行うことが、親御さんにとっても、お子さんにとっても、語学学習を楽しめる秘訣ではないでしょうか。

勉強し続けないと語学力は衰える

よく、小さな頃に海外在住をした人が、母語(自分の故郷の言語)を忘れてしまうということを耳にします。

語学は、幼少期から身につければ一生もの、といえるシンプルなものでもなく、ある程度使い続けなければ、言語力を一定以上に保つことは出来ません。

例え大人だとしても、海外に数年いると日本語のボキャブラリーが抜けてしまう場合もあります。

語学力を維持するには、定期的に学び続けて、慣れ親しんでおく必要があるのです。

最近では、Skypeなどで簡単に外国人を会話ができるサービスもありますので、そういったツールを活用するだけでも効果はあるでしょう。

両言語が中途半端「ゼロリンガル」になる可能性はある?

小さな頃に言語をいくつか学ぶことにより、両言語が中途半端になってしまうという意見があります。これは19世紀からしばらく考えられていたのですが、実はバイリンガル教育はそうした考えよりもっと前からゆうに5,000年以上もの間、世界中で行われてきました。

むしろ最近の研究では、「人間は多言語を扱うことが自然である」との結論をだす研究者もおり、両言語が中途半端になるという根拠はありません。

人の脳のキャパシティは広く、1つの言語を覚えたからといってもう1つの言語力が減らされていくということはありません。

ただし、脳は使う必要のないものは適宜忘れていきますので、日本語と他の言語をバランスよく使っていくことが大切になってきます。

また、海外在住でバイリンガル(日本語と英語)のお子さんを持つ日本人のお母さんは、「子供が混乱しないよう、私は日本語でしか話しかけない」と、言語使用においてけじめをつけるようにしているのだとか。

実際、そのお子さんは日本語でも英語でも流暢に話し、他のバイリンガルの子供たちよりも語学力が高かったため、そのようにルールを設けてもいいのかもしれません。

英語学習の際は英語しか話さない、など、語学を切り替えて使用する癖をつけてみると、脳が混乱せずに語学習得できるのでおすすめです。

メリット・デメリットと把握した上で、語学教育に励むことが大切

ここまでお伝えしてきた通り、バイリンガル教育にはメリットもデメリットも存在します。

ですが、幼児期からの語学教育をすることは、お子さんのチャンスを広げる間口になることは確かです。小さな頃に他の言語や文化に親しむことは、ただ言語を習得するだけでなく、価値観の形成などといった内面的なメリットもあるためです。

お子さんの性格によって、向き・不向きはありますので、ストレスになっていないかを気にしながら、バイリンガル教育にぜひ挑戦してみてくださいね。

管理人の紹介

管理人の紹介

学生時代から英語が苦手だった私。妊娠中から英語教材を使いはじめ、現在3歳になる息子は、英語のDVDの内容をちゃんと理解できるまでになっています。「無理せず楽しく学べるのが良いな」と教材を選びましたが、今では息子から進んでやりたいというようになっているので、これからも続けていこうと思っています。

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